印ゴーエア、国際線に意欲 業績好調、エアバスに合計144機発注

 インドの格安航空会社(LCC)ゴーエアが事業拡大を加速している。今月は欧州エアバスの近・中距離向け旅客機A320neo(標準座席数180席)を72機発注した。購入価格は合計で推定77億ドル(約8161億円)に上る。急成長するインド国内航空市場での路線網拡大に加え、国際線への参入を目指す。現地紙ビジネス・スタンダードなどが報じた。

ゴーエアは2015年の同国航空市場(旅客数ベース)でシェア8.5%の5位。15年度(15年4月~16年3月)は16億6000万ルピー(約26億2280万円)の黒字を計上するなど業績好調を背景に、保有機の増加や路線網の拡大で、さらなる成長を図る。

今月に先立ち、11年にも燃費効率に優れたA320neoを72機発注しており、発注機数は合計で144機となる。今年6月には最初の2機が引き渡された。同社のプロックシャウアー最高経営責任者(CEO)は、追加発注により、国内路線の拡充に加え、乗り換えなど利便性の向上を図ることができるとし、競争が激化する同市場でシェアを一段と高めたい考えだ。

世界的な航空業界団体の国際航空運送協会(IATA)によると、15年のインド国内線旅客数は前年比18.8%増の8000万人で、伸び率は世界一とされる。

さらに、ゴーエアは国際線への参入にも意欲を示す。17年4月からタイ・バンコクなど東南アジアのほか、中東地域への就航を予定している。国際線参入に向け、同社は今年後半に新規株式公開(IPO)を実施し、100億ルピーの資金を調達する計画だ。

インド政府は今年6月、国内航空会社の国際線参入について規制を緩和した。それに伴い同国では国際線への就航を目指す航空会社が増えている。同国航空市場は今後、国内線、国際線ともに航空各社による顧客争奪戦がさらに激しくなりそうだ。(ニューデリー支局)

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